(独)農業・食品産業技術総合研究機構の果樹研究所は2月22日、爽やかな味を持つカンキツの新品種「はるひ」を開発したと発表した。
「はるひ」の名は、春の日の光のような優しい橙黄色の果実をつけるところから付けたとし、「甘く味が良いことから普及が期待される」と同研究所は見ている。
早熟で剥皮性の良い新品種の育成を目指し、オレンジタイプの味の「カンキツ興津46号」を種子親、さわやかな芳香・風味を持つ「阿波オレンジ」を花粉親にして作り上げたもので、2月頃に成熟する。
果実の重さは150g程度で、糖度は13%前後。結実性も良好という。
No.2010-8
2010年2月22日~2010年2月28日