「固体高分子形燃料電池」開発用の計測・解析技術を東洋紡績に供与
:産業技術総合研究所

 (独)産業技術総合研究所は1月13日、将来の電気自動車用燃料電池として期待されている「固体高分子形燃料電池」開発用の計測・解析技術を東洋紡績(株)に供与することになったと発表した。
 同研究所の固体高分子燃料電池先端基盤研究センター(茨城・つくば市)は、これまでの同研究センターの基礎研究で得られた固体高分子形燃料電池の電極触媒・電解質・物質移動の新計測技術・解析技術を広く産業界で使ってもらうことにしている。今回2回目の公募を行い、審査の結果、東洋紡に決まったもの。
 この供与技術の正式名称は、「燃料電池、電解質膜の構造及びセル内の水分移動に関する新計測・解析技術」といい、すでに1回目の公募で、住友化学(株)、東亞合成(株)、日産自動車(株)、ジャパンゴアテックス(株)、W・L・Gore & Associates(株)の5社への供与が決まっており、東洋紡が6社目になる。

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