(独)土木研究所は12月5日、(独)国立高等専門学校機構と連携・協力協定を締結すると発表、同月7日に東京で同研究所・魚本健人理事長、同機構・林勇二郎理事長出席のもと協定締結式を行った。
国立高等専門学校機構は、全国に51校ある国立高等専門学校(国立高専)の設置者。
高度経済成長期に建設された数多くの橋梁の老朽化が全国で社会的問題になっていることから、13の国立高専の教員が「橋の老朽化対策研究会」を立ち上げ、市町村管理の橋梁の老朽化対策に取り組んでいる。中でも、香川高等専門学校は、市町村の道路管理者を対象に昨年からこれまでに「実践的橋梁維持管理講座」を19回も開催している。その講座には、同研究所が講師の派遣を行っており、そうした協力を更に発展させるため今回の協定に進んだもの。
同研究所では、土木技術のスペシャリストが連携・協力することで市町村へのより効果的な支援を全国規模で展開・推進することができるようになると見ている。
No.2011-49
2011年12月5日~2011年12月11日