募集した「学生無重力実験」の選考結果を発表:宇宙航空研究開発機構

 (独)宇宙航空研究機構(JAXA)は11月16日、大学生などから実験テーマを募集していた「第7回航空機による学生無重力実験コンテスト」の選考結果を発表した。
 飛行機を放物線を描くように飛行させると、機内が約20秒間にわたって無重力状態になる。このコンテストは、その約20秒間に行う科学、技術、教育、芸術など様々な分野の実験テーマを学生から募集し、学生自らが実験装置を作って飛行機に搭乗し、実験を行うというもの。
 実施が決まったのは、5テーマ。テーマ名と代表提案者は、▽「地上での比較実験が可能なビデオクリップ教材の開発」(東京学芸大学・鈴木麗さん)▽「重力変化が血流量と自律神経活動に及ぼす影響」(京都大学・永友文子さん)▽「結露の表面伝播」(お茶水女子大学・藤田彩さん)▽「微小重力における中空層の伝熱特性に関する研究」(東京大学・星川力さん)▽「微小重力下における超音波による水の霧化に必要な周波数」(北海道大学・櫻田健太さん)。
 航空機実験は、来年3月に行われる予定。

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