極早生の茶の新品種を開発:野菜茶業研究所

 (独)農業・食品産業技術総合研究機構の野菜茶業研究所は8月6日、暖かい地域に適した極早生(ごくわせ)の茶の新品種「しゅんたろう」を開発したと発表した。
 種子島(鹿児島)などの暖地では、現在、極早生の茶として「くりたわせ」という品種が盛んに栽培されている。しかし、収量が少なく栽培しにくいことから、「くりたわせ」に代わる多収で栽培しやすい極早生の新品種が待たれている。
 今回開発された「しゅんたろう」は、その「くりたわせ」より約2日早く摘むことができ、製茶品質が「くりたわせ」より優れ、収量が多く、茶の重要病害の炭そ病、輪斑病への抵抗性を持っている。
 既に品種登録出願済みで、「極早生品種の栽培が可能な暖地での普及が期待される」と同研究所では言っている。

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