小惑星「イトカワ」の地形に付けた14の名称、IAUが正式に承認

 (独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)は3月3日、小惑星探査機「はやぶさ」が科学観測を行った小惑星「イトカワ」の地形に付けた14の名称が国際天文学連合(IAU)に承認され、それぞれ公式に使うことができるようになったと発表した。
 太陽系内の天体の名称や地名は、研究者間の議論の基礎になる重要な情報であることから、IAUによって一元管理されている。このため、新たな命名を行う際には、IAUによって命名の申請内容が検討され、最終的な承認を得てはじめて公式に使えるようになる。
 日本として小惑星にこれだけ多数の名前を提案して、それが認められたのは初めてのこと。
 今回IAUから承認された名称は、「イトカワ」表面のクレーターなどに付けたもので、JAXA相模原キャンパス(神奈川・相模原市)最寄りの駅名からとった「フチノベ(淵野辺)」や、JAXAの内之浦宇宙空間観測所がある鹿児島県の半島名「オオスミ(大隈)」など日本の宇宙開発にゆかりの深い国内外の地名などが付けられている。

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