国土交通省国土地理院は2月27日、2万5千分の1「土地条件図」5面と、火山基本図「浅間山北部」をそれぞれ3月1日に刊行すると発表した。
土地条件図は、生活の基盤である土地を、その成り立ち、形態、性質などから分類し、地形から自然災害などの受けやすさを読み取れるようにした地図で、防災・減災対策や地域の適正な開発・保全の検討などのさいの基礎資料として使われている。
今回刊行が発表された5面は、「諏訪」(長野県)、「那智勝浦」(和歌山県)、「串本」(同)、「牟岐」(徳島県)、「室戸岬」(高知県)。何れも3月2日からホームページ(http://www1.gsi.go.jp/geowww/landcondition/landcondition.html)
で閲覧できる。
一方の火山基本図「浅間山北部」は、既に刊行済みの山頂火口を中心とした「浅間山」に載っていない北側の区域48km2が対象範囲。浅間山は、2月2日に山頂火口で小規模な噴火を起こしており、今後の活動が注視されている。
No.2009-8
2009年2月23日~2009年3月1日