衛星使っての遠隔教育実験を実施
:宇宙航空研究開発機構/大阪大学

 (独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、1月21日から同23日まで大阪大学と共同で、同機構の超高速インターネット衛星「きずな」を使っての初の遠隔教育(eラーニング)実験を大阪府と大分県の小学校を結んで行った。
 eラーニングは、情報技術を使って行う学習のことで、「エレクトロニック・ラーニング」の略。今回の遠隔教育実験は、高度36,000kmの静止軌道上にある「きずな」を介して、互いに遠く離れた大阪府の八尾市立久宝寺小学校と、大分県の宇佐(うさ)市立高家(たけい)小学校を結んで行われ、両校の参加児童があたかも同じ場所にいるような合成映像で授業を受ける「超鏡システム(ハイパーミラー)」という新技術の有効性の検証が行われた。
 超鏡システムは、自分の姿を含めた対話者全員が同じ場所にいるように映し出される合成映像を使って対話を行うシステムのこと。別名をハイパーミラーという。
 今回の実験は、JAXAと阪大の共同研究プロジェクト「eラーニング実験―超鏡システムを用いた遠隔教育実験」の一環として行ったもので、超鏡システムを開発した(独)産業技術総合研究所、八尾市教育委員会、宇佐市教育委員会が協力した。

詳細はこちら