(独)農業・食品産業技術総合研究機構食品総合研究所は11月10日、同研究所が開発した「アクアガス」と呼ぶ加熱媒体を使う新しい食品処理法が(社)日本缶詰協会の「平成20年度技術賞」を受賞したと発表した。
過熱水蒸気と100ºC以上の微細な熱水が混合した状態をアクアガスと呼ぶ。同研究所が開発したのはアクアガスをノズルから噴射して食品の殺菌、分解酵素の失活を行うという技術。特に野菜に適し、野菜本来の味、色、香り、歯ごたえを保ちながら殺菌、分解酵素の失活が行え、高品質のまま長期保存でき、生野菜を使った食品の微生物対策になることから今回の受賞となった。
No.2008-44
2008年11月10日~2008年11月16日