つくばの代表的2研究機関「産総研」と「農研機構」が連携・協力協定を締結

 (独)産業技術総合研究所と(独)農業・食品産業技術総合研究機構は11月10日、横断的な連携を図ってつくば地域(茨城)の活性化に貢献すると共に、工学分野と農学分野の異分野研究融合を推進するため、連携・協力協定を締結したと発表した。
 両研究所は、つくばの代表的研究機関で、これまでも個別テーマレベルの協力は行っている。たとえば、2007年度は、11件の受託研究契約と、14件の共同研究契約を相互に結んでいる。
 今回の協定は、総合科学技術会議の「第3期基本計画」で筑波研究学園都市の研究所間連携や融合が打ち出され、今年5月には農林水産業と商業・工業などの産業間の壁を越えた連携を促進するための「農商工等連携関連2法」が成立したことから実現したもので、各方面から成果が注目されている。
 具体的には、生物分野、情報通信分野、環境・エネルギー分野を中心に広範囲な研究連携・協力を展開し、研究施設・設備などの相互利用、研究者の交流を推進。緊急の課題である食の安全・安心の確保への取り組みを効率的に実施するとしている。

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