日本初のママさん宇宙飛行士・山崎さん、2010年に宇宙へ
:宇宙航空研究開発機構

 (独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11月11日、同機構の女性宇宙飛行士・山崎直子さん(37歳)が国際宇宙ステーション(ISS)に補給物資など運ぶ2010年2月11日以後打ち上げ予定のスペースシャトル「アトランティス」に搭乗することになったと発表した。日本女性が宇宙を飛ぶのは、向井千秋さんに次いで山崎さんが2人目だが、山崎さんは6歳になる一女のお母さんなので、山崎さんのシャトル飛行は日本初のママさん宇宙飛行となる。
 山崎さんらが搭乗するスペースシャトル「アトランティス」の飛行時間は、約2週間で、実験ラック1台と補給物資を搭載した多目的補給モジュールをISSまで運んで取り付け、補給物資をISS内に搬入、役目を終えた備品などを地上に持ち帰るのが飛行の目的。
 山崎さんは、千葉県松戸市出身。東京大学工学部航空学科卒業後、同大学院(航空宇宙工学専攻)修士課程を修了して、1996年に宇宙開発事業団(JAXAの前身)入り。星出彰彦さん(39歳)古川聡さん(44歳)と共に1999年、ISSに搭乗する日本人宇宙飛行士候補者に選ばれ、2001年に宇宙飛行士に認定された。
 今度の山崎さんの2010年「アトランティス」搭乗決定で、今後宇宙飛行する日本の宇宙飛行士は、来年2月からISSに約3カ月滞在予定の若田光一さん、2009年後半にISSに約6カ月滞在予定の野口聡一さんの3人になった。

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スペースシャトル「アトランティス」への搭乗が決まった山崎直子さん(提供:宇宙航空研究開発機構)