(独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11月13日、宇宙開発関連技術を利用した2つの商品に対し「JAXA宇宙ブランド」を付与したと発表した。
この制度は、宇宙開発関連技術を利用した商品やサービスの内、「これぞ宇宙ブランド」というものに「JAXA COSMODE PROJECT」のロゴマークを付与して宣伝や広告に使えるようにし、宇宙開発をより身近に感じてもらおうと今年の5月から始まった。
今回「宇宙ブランド」になったのは、JAXAが(有)かがわ学生ベンチャー、香川大学と共同開発し、かがわ学生ベンチャーが製造している撥水撥油処理液「God Speed」と、JAXAの陸域観測技術衛星「だいち」の画像データを使っている(株)日本航空インターナショナルのウエブサイト海外都市ガイド「JAL MAP」の2つ。
「God Speed」は、ISS(国際宇宙ステーション)の日本実験棟「きぼう」で実施される宇宙実験の装置に必要な超撥油表面の開発で得られた成果を応用して実現した。
また、「JAL MAP」は、「だいち」に搭載されている高解像度センサーで撮影した地上データを使って完成したもので、海外旅行での街歩き用地図などとして好評を博している。
No.2008-44
2008年11月10日~2008年11月16日