(独)建築研究所は11月11日、1994年から2004年までに全世界で発生した大地震の情報を網羅した地震カタログをホームページで公開したと発表した。
同研究所の研究者などが開発した手法を使って、同期間中に全世界で発生したマグニチュード7.2以上の大地震の[1]地震で働いた力の方向と大きさを示す震源メカニズム、[2]余震分布と断層面、[3]断層面上の滑りの時間的・空間的分布を表した震源過程、をまとめたもので、その情報と米国地質調査所の地震情報とを比較することもできる。日本語版と、英語版があり、日本語版のアドレスは、
http://iisee.kenken.go.jp/eqcat/Top_page_jp.htm
震源過程まで含めた地震カタログは、これまでなかっただけに「全世界の地震学・地震工学の研究者にとって重要な資料になる」と同研究所では言っている。
No.2008-44
2008年11月10日~2008年11月16日