「宇宙オープンラボ」の選定結果を発表:宇宙航空研究開発機構

 (独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)は10月1日、今年度2回目の「宇宙オープンラボ」の選定結果を発表した。
 宇宙オープンラボは、宇宙利用を進めるのに必要な技術開発テーマを広く一般から募集しJAXA、大学、研究機関、産業界がチームを作って商品化にあたるという制度。平成16年度から実施しているもので、今回は7件の提案の中から、[1]軽量マルチセル宇宙構造システムの研究開発、[2]深宇宙環境での使用に耐え得る粘着性シリコーン素材の開発、[3]大型構造物の構造ヘルスモニタリング技術の研究開発、の3テーマが採択された。
 [1]は、太陽電池パネルなどの大型宇宙構造物に使える軽量構造システムの開発で、川上産業(株)がリーダー。[2]は、太陽系小天体などの表面に押し付けることで天体の表層サンプルを変形させずに地球に持ち帰れるようにする粘着材の開発で、信越化学工業(株)がリーダー。[3]は、ロケットの地上試験や飛行中のひずみ計測(構造ヘルスモニタリング)を光ファイバーひずみセンサーに置き換える計測システムの開発で、(株)IHI検査計測がリーダー。

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