(国)農業生物資源研究所(生物研)は2月10日午後1時30分から、福島市(福島)三河南町の福島県産業振興センター「コラッセふくしま」で第10回「フィブロイン・セリシン利用」研究会を開催する。フィブロインとセリシンという成形加工性に富んだタンパク質で構成されているシルクは、医療、電子、化粧、食品などさまざまな分野で幅広く利用されている。また、遺伝子組換えカイコによるシルクの改良技術で、利用範囲はさらに拡大が期待されている。今回の研究会は、地域活性化と復興をキーワードに、シルク研究の成果と先端産業利用の将来展望を紹介する。主なプログラムは、第1部「生物研の紹介」として▽「次世代の新しいシルク素材」(生物研)、第2部「東北発、シルクの新潮流」では、▽「フレキシブルシルク電極の開発」(東北大学)▽「新しい挑戦を通じたシルク産業の活性化」((株)日本総合研究所)ほかの発表が行われる。参加は無料。事前申し込みが必要で、希望者は、氏名、所属、役職、住所、電話番号、Eメールアドレス、交流会参加の有無(交流会参加は費用5,000円)を記入しEメールかFAX(029-838-6213)で。FAX用の申込用紙(http://www.nias.affrc.go.jp/fs_10.pdfから)。問い合わせは、同研究所遺伝子組換え研究センター・新機能素材研究開発ユニット(TEL029-838-6213、6164)へ。
No.2016-1
2016年1月1日~2016年1月10日