防災科研が第10回成果発表会開催

 (独)防災科学技術研究所は2月9日午後1時から、東京・丸の内(千代田区)の東京国際フォーラムで「防災科学技術研究所第11回成果発表会」を開催する。昨年は大雪による災害や豪雨・土砂災害、御嶽山の噴火や長野県北部の地震などの災害が相次いだ。こうした災害のメカニズムや今後の研究展望など最新の研究成果を講演とポスター展示で発表する。講演は、2部構成で、第1部「自然災害の予測と対策」では、▽「地震・火山活動の観測予測研究の成果」(地震・火山防災研究ユニット )▽「水・土砂災害軽減に向けた5年間の取り組み」(水・土砂災害研究ユニット)▽「降積雪の高度情報が拓く雪氷災害軽減の新たなステージ」(雪氷防災研究センター)▽「巨大地震に対する社会の強靭性向上を目指して」(兵庫耐震工学研究センター)のテーマで成果発表が行われる。第2部は、「レジリエントな社会を目ざして」と題し、▽「災害に対する予防力・対応力・回復力を向上させる災害リスク情報の利活用」(災害リスク研究ユニット)▽「災害に強いレジリエントな社会の実現に向けて」(レジリエント防災・減災研究推進センター)の発表のほか、林春男理事長の特別講演「レジリエンスの向上を目指した総合的な防災のあり方」が行われる。参加は無料。申し込みは、同研究所のホームページから。問い合せは、同研究所アウトリーチグループ(TEL029-863-7784)へ。