西之島の大きさが3月の観測から1.1倍に拡大
:国土地理院(2015年8月31日発表)

図

上が3月1日に撮影した西之島、下が7月に撮影したもの(提供:国土地理院)

 国土交通省の国土地理院は8月31日、東京の南約1000kmに位置し噴火が続いている無人島「西之島」で7月28日に行った計測の結果を発表した。

 それによると、西之島の面積は、3月1日の約2.55km2からその1.1倍に当たる約2.74m2に拡大し、最高標高は13m高い約150m(参考値)になった。また、噴出した溶岩などの海面上の体積は、約1.3倍の約8511万m3になっていることが判明した。

 西之島は、小笠原諸島に属し、父島から西に約130km離れている。その西之島の南東約500mの海上で、噴火する直径200m程の新島が海上保安庁の航空機によって確認されたのが2013年11月20日。新島の噴火はその後も続き、西之島と一体となって面積の拡大が続いている。

 こうしたことから国土地理院は、今年の3月1日に無人航空機(UAV)を使い一体化して拡大した西之島の計測を実施したが、今回7月28日に防衛省の協力を得て再度UAVを飛ばして上空からの撮影を行い、面積、最高標高、体積を計測した。

詳しくはこちら