国立環境研がネオニコチノイド系農薬でシンポジウム

 (国)国立環境研究所は7月15日午後1時30分~午後5時、つくば市(茨城)小野川の同研究所大山記念ホールで公開シンポジウム「ネオニコチノイド系農薬と生物多様性~何がどこまで分かっているのか? 今後の課題は何か?」を開催する。ネオニコチノイデ系農薬は、国内外で広く普及している。一方で欧米を中心にミツバチ類への影響が問題視された。生態系や生物多様性への影響が懸念されていることに対し、最新の科学的知見などに基づいてわが国が今後取り組むべき課題を議論する。プログラムは、▽「ネオニコチノイド系農薬の基礎知識」(農業環境技術研究所)▽「ネオニコチノイド系農薬等のハナバチ類への影響」(玉川大学)▽「ネオニコチノイド系農薬の生態リスク評価」(国立環境研究所)▽「水田におけるネオニコチノイド系農薬影響実態」(愛媛大学)などの講演のあと、講演者たちがパネラーとなってパネルディスカッションが行われる。参加は無料。事前申し込み不要。シンポジウムの内容に関しての問い合わせは、同研究所生物・生態系環境研究センター五箇主任研究員(TEL029-850-2480 )へ。