「日本森林学会賞」など4賞を受賞
:森林総合研究所(2015年6月15日発表)

 (国)森林総合研究所は6月15日、植物生態研究領域の北尾光俊氏ら同研究所の研究者8人が「日本森林学会賞」など4つの賞を受賞したと発表した。

 受賞した各賞の名称と受賞者名は、次の通り。

▽「日本森林学会賞」:北尾光俊氏=「樹冠内の光環境を考慮した樹木成木のオゾン影響評価に関する研究」が、森林に対するオゾン影響評価研究の進展に貢献するものとして高く評価された。

▽「Journal of Forest Research論文賞」:北海道支所(札幌市)・津山幾太郎氏、本所(茨城・つくば市)・中尾勝洋氏、同・松井哲哉氏、同・志知幸治氏、同・田中信行氏=日本森林学会が発行している国際的な英文の学術論文誌に発表、過去の気候変化が現在の植物分布に与えている影響を明らかにした。

▽「砂防学会論文賞」:水土保全研究領域・鈴木拓郎氏=「土砂移動シミュレーション手法における輸送形態の遷移に伴う不連続性の解消に関する研究」が、土砂移動現象での土砂の堆積範囲や被害規模を精度よく把握できることにつながるとして評価。

▽「木材保存学術奨励賞」:木材改質研究領域・石川敦子氏=塗装木材の屋外曝露試験と、色などの変化を短期間で再現する促進耐候性試験との相関を研究、メンテナンス技術の高度化につなげた。

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