高エネルギー加速器研究機構は6月7日午後1時30分から、つくば市(茨城)大穂の同機構研究本館小林ホールで、「陽電子科学の最前線」をテーマに中学生以上を対象にした公開講座を開催する。講師は、浅井祥仁東京大学教授と兵頭俊夫高エネルギー加速器研究機構特定教授。浅井教授は、「反物質で迫る素粒子の世界」のテーマで、反物質について解説、反物質の素粒子研究上の意味、世界で一番軽い原子「ポジトロニウム」の不思議な世界について講演する。また、兵頭特定教授は、「陽電子-身近で役に立つ反粒子 ~がんの診断から物質最表面の原子配置決定まで ~」のテーマで、低速陽電子実験施設で行われている研究を中心に、役に立つ陽電子について講演する。参加は無料。定員170人。参加申し込みページから申し込み。申し込み多数のときは抽選。5月14日まで受け付け。問い合わせは、同機構企画部(TEL029-864-5113)へ。
No.2014-15
2014年4月14日~2014年4月20日