米「再生可能エネルギー研究所」と研究協力覚書を締結
:産業技術総合研究所

 (独)産業技術総合研究所は4月18日、太陽光発電、風力発電、電力貯蔵などからなる「再生可能エネルギーシステム」を最適化するための評価技術推進など、米国の「国立再生可能エネルギー研究所(NREL)」との研究協力に関する覚書の締結を発表した。
 NRELは、米国のエネルギー省傘下の研究所で、太陽光発電、バイオ燃料、風力発電などの再生可能エネルギーと、エネルギー効率の研究開発を行っており、昨年さらに「エネルギーシステム統合施設(ESIF)」と呼ばれる再生可能エネルギーの機器開発と評価を行う研究施設を新設している。
 産総研は、NRELと平成21年5月に環境とエネルギー分野で研究協力を行うMOUを締結しているが、そのMOUの期間満了を迎えるのと、郡山市(福島)に新設した同研究所の「福島再生可能エネルギー研究所」が4月から研究業務を開始したのを機にNRELとの研究連携の拡充・強化を図ることにしたもの。
 産総研は、「優れたクリーンエネルギー技術を持つ米国などの企業や研究機関などと国際共同研究プロジェクトを実施して先進的なクリーンエネルギー技術の迅速な確立を目指す」としている。

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