(独)産業技術総合研究所は1月6日、今年の4月1日開所を目指して郡山市(福島)に建設を進めている同研究所の福島再生可能エネルギー研究所が実施する「被災地企業のシーズ支援プログラム」に応募する企業の募集を開始したと発表した。
福島再生可能エネルギー研究所は、太陽光、風力、地熱などといった再生可能エネルギーの技術開発から実証までを行うことを目的に郡山市の「郡山西部第二工業団地」に建設している新研究施設。「被災地企業のシーズ支援プログラム」は、東日本大震災の被災3県(岩手、宮城、福島)に立地する企業が開発した再生可能エネルギー関連の技術シーズ(技術の種)を産総研が無料で性能評価し、新産業の創出を支援しようというもの。
今回開始したのは、平成26年度分の公募で、既に同25年度分として11件が採択されている。
今回の募集は、▽太陽光発電分野、▽風力発電分野、▽地熱地中熱分野、▽蓄エネルギー分野、▽再生可能エネルギー管理分野、の5分野についてで、応募の締め切りは1月31日。3月中旬頃に開く審査委員会で審査し、その結果を同月末頃応募企業に通知する予定という。
応募できるのは、被災3県に研究拠点、生産拠点がある企業と、被災3県への進出計画を持っていて産総研の性能評価をもとに事業化まで進みたいと考えている企業。
問い合わせは、産総研福島再生可能エネルギー研究所福島連携調整室(TEL029-862-6041)へ。
No.2014-1
2014年1月6日~2014年1月12日