今年度2回目の「オープンラボ公募」の選定結果を発表
:宇宙航空研究開発機構

 (独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)は12月20日、7月に募集した今年度2回目の「JAXAオープンラボ公募」の選定結果を発表した。
 「JAXAオープンラボ公募」は、同機構と共同研究するテーマを広く企業や大学から募集するもの。
 今回は、10件の応募があり、その中から(株)国際電気通信基礎技術研究所提案の「ワイヤレスハーネス技術の宇宙機適用に関する研究開発」と、多摩川精機(株)提案の「高分解能で耐放射線性のあるレゾルバ/デジタル(RD)コンバータ」の2テーマが共同研究課題に採択された。
 国際電気通信基礎技術研究所の共同研究提案は、JAXAが打ち上げている人工衛星に使われている計装のトータルの重量が大型衛星では100kg以上にもなっていることから、衛星など宇宙機器の配線計装の軽量化と配線・配置設計のコスト削減を図ろうというもの。
 また、多摩川精機との共同研究では、JAXAが保有する耐放射線強化技術を活かして高分解能で、耐放射線性を持つ国産RDコンバータを開発する。

詳しくはこちら