地震の揺れなどの情報をウェブで速報
:防災科学技術研究所

 (独)防災科学技術研究所は10月16日、震度3程度以上の地震が発生した直後に、揺れの状況や、一定レベル以上の震度にどれくらいの人口が遭遇した可能性があるかを示す「震度遭遇人口」などの情報をコンパクトに伝える「J-RISQ(ジェイ・リスク)地震速報」の提供をウェブ上で同日から開始したと発表した。
 非常に強い地面の揺れまで振り切れることなく計測する地震計を「強震計」といい、防災科研は全国に「K-NET」(全国強震観測網)、「KiK-net」(基盤強震観測網)と呼ばれる2系統の強震観測網を設け、運用している。「J-RISQ地震速報」は、その全国に設置された強震計などで観測された市町村ごとの揺れや震度遭遇人口などの情報の提供を地震発生後直ちにウェブサービスにより行うというもの。
 J-RISQは、「リアルタイム地震被害推定システム」の略称で、震度3程度以上の揺れが観測されると情報提供を開始し、新たな揺れの情報が入るたびに推定結果の更新を図って推定精度の向上を図る方式を採用している。
 「J-RISQ地震情報」のURLは、http://www.j-risq.bosai.go.jp/report/

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