(独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)は10月18日、同機構の若田光一宇宙飛行士が11月7日に米国とロシアの宇宙飛行士各1人とともにロシアの「ソユーズ宇宙船」に搭乗して地球を周回する国際宇宙ステーション(ISS)に向かうことがこのほど開かれた国際審査会で決まったと発表した。
若田さんら3人は、「第38・39次長期滞在クルー」として高度278~460kmで地球を周回しているISSに約6カ月間滞在する。
発表によると若田さんら3人は、日本時間の11月7日午後1時14分にソユーズロケットでカザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地から打ち上げられ、日本時間の同日午後7時頃ISSにドッキングする予定。
若田さんのISS長期滞在は、今度が2回目。今回は、フライトエンジニアとして搭乗し、ISSにドッキングしている日本の宇宙実験棟「きぼう」を含むISS各施設の運用や、宇宙環境での各種科学実験などにあたり、滞在後半にはクルー全体の指揮を執るコマンダー(船長)を務めることが決まっている。日本人でコマンダーになるのは、若田さんが初。
若田さんら3人は、2014年5月14日にソユーズ宇宙船でISSを離れ、地球に帰還する予定。
No.2013-41
2013年10月14日~2013年10月20日