東日本大震災被災地企業開発の技術シーズを無償で評価
:産業技術総合研究所

 (独)産業技術総合研究所は5月24日、東日本大震災の被災地に所在する企業が開発した再生可能エネルギーの技術シーズを同研究所が無償で性能評価する「被災地企業の技術シーズ評価プログラム」を実施すると発表した。
 産総研は、平成26年4月に再生可能エネルギーの技術開発から実証までを行なう「福島再生可能エネルギー研究開発拠点」を郡山市(福島)に設置する予定で、同拠点のミッションの一つとして同プログラムは実施するもので、性能評価した結果を企業にフィードバックして事業化に役立て、被災地域の新たな産業創出に発展させることを目指すといっている。
 性能評価を受けられるのは、岩手・宮城・福島の3県に所在する企業と、進出を予定している企業。
 性能評価を行うのは、太陽光発電分野、風力発電分野、熱利用分野の各技術シーズで、審査委員会が無償で審査する。
 産総研は、6月24日に性能評価申請を締め切り、「8月上旬に審査結果を通知する予定」としている。
 問い合わせは、同研究所イノベーション推進本部産学官連携推進部産学・地域連携室(TEL029-862-6145)へ。

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