国土交通省の国土技術政策総合研究所は11月5日、岐阜県下呂市で11月25日(日)に木造3階建て学校の火災実験を行うと発表した。 平成22年10月施行の「公共建築物における木材の利用の促進に関する法律」を受けて国交省は、耐火建築物にすることが義務付けられている3階建ての学校について一定の仕様を満たしている場合は準耐火建築物とすることが可能となるよう、火災実験などにより検証を行なっている。 今回の実験は、昨年度行った予備実験をふまえて行なう次のステップにあたる火災実験。同研究所は、今回の実験を実施した上で基準化を想定した仕様による「実大火災実験」を行う予定という。 実験に使う校舎は、長さが24m×12m、建築面積が約310㎡、延べ面積が同850㎡の木造3階建てで、1階が職員室、2階と3階がそれぞれ2つずつの教室になっている。校舎がある場所は、岐阜県下呂市御厩野(みまやの)2988-88。 実験を行うのは、同研究所と、(独)建築研究所、早稲田大学、秋田県立大学、三井ホーム(株)、住友林業(株)、(株)現代計画研究所のメンバーで、午前8時頃に点火し、同10時頃に消火する予定。 問い合わせは、同研究所木造火災実験準備室(TEL029-864-4291)へ。
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岐阜県下呂市に建設中の木造3階建て校舎〈24年10月時点〉(提供:国土技術政策総合研究所) |
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