大学共同利用機関がシンポジウム「万物は流転する」開催

 高エネルギー加速器研究機構などの参加する大学共同利用機関協議会が11月17日正午から千代田区丸の内(東京)の東京国際フォーラムで、大学共同利用機関シンポジウム2012「万物は流転する―誕生の謎」を開催する。大学共同利用機関は、大規模な施設や設備、膨大なデータを蓄積し、「全大学の共同利用の研究所」として大学の枠を越えた共同研究を推進する研究機関。シンポジウムは、各研究機関の最先端の研究を多くの人に知ってもらおうというもの。講演と21の研究機関による最先端科学のブース展示が行われる。講演は、▽物質の誕生―ヒッグス粒子の発見が物語ること(磯暁・高エネ研素粒子原子核研究所教授)▽銀河の誕生―宇宙の一番星(家正則・自然科学研究機構国立天文台教授)▽いのちの誕生―卵子と精子の誕生とその運命(相賀裕美子・情報・システム研究機構国立遺伝学研究所教授)▽ことばの誕生―人間言語・個別言語の発生(ジョン・ホイットマン・人間文化研究機構国立国語研究所教授)など。予約不要で入場は無料。問い合わせは、同協議会広報ワーキンググループ事務局(TEL055-981-6707)へ。