(独)農業・食品産業技術総合研究機構の東北農業研究センターは11月30日午後1時~同5時15分、仙台市青葉区(宮城)の仙台市広瀬文化ホールで東北地域マッチングフォーラム「震災からの復興、さらにその先を目指して」を開催する。これは、農業現場のニーズを踏まえた農業研究の推進と、研究成果の現場への普及実用化を進め、地域農業の復興を目指して研究者や普及指導員、生産者、行政担当者関係団体の双方向の情報交換を行うもの。東日本大震災被災地の復興に役立てられている技術を取り上げ、その有効な利用法、被災地の状況に応じた改良方針など議論する。また、展示・相談コーナーを設け、個別の技術相談も受け付ける。研究、行政機関などから、▽プラウ耕乾田直播体系が拓く新しい水田農業▽大規模経営を可能にする「稲-麦-大豆3年4作体系」への挑戦▽イチゴの周年生産性を向上させるクラウン温度制御技術▽東北の気象を活かした夏秋どりイチゴで産地活性化▽トマトの新ジャンル、クッキングトマトで産地を元気にしよう、などの事例報告のあと、総合討論が行われる。参加は無料。定員300人。事前申し込みが必要で、申込書をEメール(www-tohoku@naro.affrc.go.jp)またはFAX(019-643-3588)で11月26日までに同センター情報広報課に送付。問い合わせは、同課(TEL019-643-3414)へ。
No.2012-42
2012年10月15日~2012年10月21日