国際シンポジウム「リスクに強い食料生産システム」開催

 (独)国際農林水産業研究センター(JIRCAS)は11月28、29日の両日、つくば市(茨城)のつくば国際会議場で、国際シンポジウム「リスクに強い食料生産システム―開発途上地域の農業技術開発の役割」を開催する。開発途上地域の農業環境は、政情不安や市場・インフラの未整備、干ばつや砂漠化、病虫害など様々なリスクを抱えている。このシンポジウムでは、リスクに強い生産システム構築に向けた技術開発や研究成果などを共有し、意見交換を行う。28日は午後1時開場、基調講演に続く、セッション1で牧畜に関し、モンゴルでの雪害と対策、干ばつに対する家畜リスクの管理などを報告。29日は午後9時30分~午後2時の予定で、「畑作」、「水稲作」、「リスクの予知と早期警戒システム」の3つのセッションが開かれ、塩害と戦うウズベキスタン、バングラデシュでのサイクロン被害への対応、アフリカでのバッタの予防的防除などが紹介される。続いて「技術開発の役割と我が国の貢献」をテーマにパネル討論が行われる。使用言語は英語、日本語の同時通訳あり。参加は無料。参加希望者は、申し込みフォームから。定員200人。11月22日締め切り、先着順。問い合わせは、同研究センター「国際シンポジウム事務局」(TEL029-838-6709)へ。