高エネ研が施設の一般公開

 高エネルギー加速器研究機構は9月2日、つくば市(茨城)の同研究所の一般公開を行う。著名な研究者の講演や普段は見られない施設見学、おもしろ物理教室など多彩な企画を通じて先端的な研究に触れてもらおうというもの。時間は午前9時~午後4時30分。施設公開では、デジタル加速器、電子陽電子線形加速器、Bファクトリー加速器などのほか、超伝導低温工学センター、先端加速器実験センターなどの見学ができる。身近にある道具を使って振動や波を観察する「おもしろ物理教室―振動と波動」、やはり身近な材料で放射線を見る「霧箱を作って放射線を見てみよう」などのイベントが行われる。特別講演では、▽謎の素粒子ニュートリノ日本縦断300km―T2K実験(小林隆・高エネ研教授)▽LHC最新結果―質量起源の謎にせまる(津野総司・同助教)▽地球環境を守る!放射光が変えるわたしたちの未来(高橋嘉夫・広島大教授)―たちが先端科学をわかりやすく講演。入場は無料。問い合わせは、同機構広報室(TEL029-879-6047)へ。