(独)農業・食品産業技術総合研究機構の生物系特定産業技術研究支援センターは4月17日、新たに19課題の研究を開始したと発表した。
同センターは、農業の生産性向上・省力化、食の安全・安心、環境負荷の低減、農作業の安全などにつながる革新的な農業機械や農業技術の研究開発を目指しており、新年度(平成24年度)から開始したのは、「第4次農業機械等緊急開発事業」に関する5課題と、「基礎基盤研究」14課題の計19課題。
19課題は、次の通り。
◇第4次農業機械等緊急開発事業
▽高精度直線作業アシスト装置の開発▽中山間地用水田管理ビークルとその作業機の開発▽エアアシスト式静電防除機の開発▽チャの直掛け栽培用被覆資材の被覆・除去装置の開発▽乗用管理機等に搭載する水田用除草装置の開発
◇基礎基盤研究
▽トマト接ぎ木苗大量生産技術の開発▽小型汎用コンバインの適応性拡大に関する研究▽自脱コンバインにおける機内清掃の簡易な構造に関する研究▽小型軽量で取扱性に優れた歩行型幹周草刈機の開発▽果樹の袋掛け作業省力・軽労化技術の開発▽リンゴ摘果用器具の開発▽石礫除去機による野良イモ防除技術の開発▽イチゴ植物工場を核とする群落生育診断技術の開発▽タマネギ乾燥装置の開発▽可変径式TMR成形密封装置の適応性拡大▽自脱コンバインにおける運転・操作装置の評価に関する基礎的研究▽中山間地域における小型水力発電利活用システムの研究▽未利用水産資源を活用するバイオ燃料・食素材の供給技術の開発▽農業機械等による事故の詳細調査・分析手法の研究
No.2012-16
2012年4月16日~2012年4月22日