「JAXAオープンラボ公募」の選定結果を発表
:宇宙航空研究開発機構

 (独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)は4月18日、平成24年度第1回目の「JAXAオープンラボ公募」の選定結果を発表した。
 JAXAオープンラボ公募は、企業や大学などから新しいビジネスや宇宙開発プロジェクトの創出に繋がる技術・アイデア・テーマなどを募集し、JAXAと連携協力して共同研究しようというもの。応募した提案が採択されれば、JAXAと契約を締結、最長3年間目的に向け共同研究できる。平成16年度からスタートし、これまでに63件が採択されている。
 今回は、19件の応募があり、その中から2件が採択された。
 採択された2件の内の1件は、「駅等大型施設や商業施設における屋内外シームレス測位の技術実証及びLBS(位置情報サービス)利用コンテンツの事業化」。
 人工衛星を使って測位するGPS(全地球測位システム)には、屋内から正確な位置を測位できない弱点がある。そこで、衛星からの位置信号が届かない屋内や地下街でも屋外と同じように測位できる「シームレス測位」の実現が強く望まれている。
 そのシームレス測位実現のための技術検証実験を行い、鉄道の駅構内や周辺施設内への位置情報サービス事業の実現を図ろうというもの。
 もう1件は、「水から考えるエコフレンドリーな洗剤用酵素の開発」で、洗濯に使う水や界面活性剤の大幅削減に貢献するエコフレンドリー(環境配慮)な洗剤用酵素を開発する。

詳しくはこちら