次世代ネットワーク用省電力技術の研究を終了
:産業技術総合研究所など

 (独)産業技術総合研究所は3月1日、同研究所など6つの研究機関が共同で進めてきた「次世代高効率ネットワークデバイス技術プロジェクト」が2月29日で終了したと発表した。
 スマートフォンなどの急増でネットワークの通信量が増大し、それに伴うネットワーク機器の消費電力が増加を続け、2025年には2006年の13倍に達し、園内の全電力消費量の8.5%を占めるまでになる見通し、とする予想も出ている。
 それに対応する次世代のネットワーク用省電力技術の実現を目指し(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から委託を受け研究に取り組んでいたもの。
 研究は、2007年から始まり、これまでに超小型の光トランシーパーの開発、今のハイビジョン画像の16倍の画素数の非圧縮スーパーハイビジョン信号の配信実験に成功している。共に世界初の成果という。
 研究には、同研究所のほか、光電子融合基盤技術研究所、アラクサラネットワーク(株)、(財)国際超電導産業技術研究センター、日本放送協会、光産業技術振興協会が参加した。

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