日・米・加・欧・露の宇宙機関長会議開かれる

 (独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)は3月2目、同機構の立川敬二理事長はじめ国際宇宙ステーション(ISS)計画に参加している米国、カナダ、欧州、ロシアの宇宙機関の長がカナダのケベックシティで3月1日に宇宙機関長会議を聞き、将来の有人探査の技術基盤となるISS施設の活用の重要性などを確認する内容の共同声明を出したと発表した。
 共同声明文の概要は、次の通り。
 会議では、ISSがもたらす科学、技術、社会への貢献について確認し、有人宇宙探査への取り組みを継続的に進めることによって、これらの貢献をさらに高める計画について議論した。有人宇宙探査は、社会への価値ある利益を生み出し続け、また宇宙先進国の協力関係を強化するものであることを確認した。ISSの研究能力を高めることは、新たな発見を可能にするだけではなく、恒久的に人聞が宇宙に存在することがもたらす商業化の拡大や教育への好影響についても確認した。環境制御、ロボット支援、先進的な遠距離通信と遠隔操作の技術実証は、いつの日か宇宙における有人活動領域を広げ、地上での生活をより豊かにすることを可能にしている。ISSは、世界中の学生に科学、技術、工学、数学を学ぼうとさせる強い動機を与えていることを称賛する。

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