国土交通省の国土技術政策総合研究所は9月6日、平成23年度に新たに着手する重点研究の概要を発表した。
　それによると、新たに開始する予定の重点研究は、「国際競争力の強化」1課題、「質の高い住宅供給」1課題、「環境」3課題、「安心・安全」3課題の4分野8研究課題。これで重点研究は、25研究課題となり、平成23年度予算の概算要求で今年度予算と同額の3億円を要求している。
　新規重点研究8課題の課題名は、次の通り。
　▽国際バルク貨物輸送効率化のための新たな港湾計画手法の開発、▽高齢者の安心居住に向けた新たな住まいの整備手法に関する研究、▽再生可能エネルギーに着目した建築物への新技術導入に関する研究、▽地域における資源・エネルギー循環拠点としての下水処理場の技術的ポテンシャルに関する研究、▽都市計画における戦略的土地利用マネジメントに向けた土地適正評価技術に関する研究、▽大規模広域的地震被害の即時推測技術に関する研究、▽災害対応を改善する津波浸水想定システムに関する研究、▽港湾地帯における高潮被害評価と対策に関する研究。

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