(独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)は9月8日、来年度新たに導入するジェット実験機の愛称を広く一般から募集すると発表した。 この実験機は、「ジェットFTB(ジェット・フライング・テスト・ベッド)」と呼ばれ、国産ジェット旅客機の開発や、次世代航空技術の飛行実証に使う。米国セスナ社の双発中型ビジネスジェット機「サイテーション・ソブリン」に各種の計測装置を搭載するなどの改造を加え導入する。 導入するジェットFTBは、最大巡航速度マッハ0.8(時速約960㎞)で飛行でき、14,300mの高空まで上昇することが可能で、航続距離は5,341㎞。平成23年4月運用開始を目指している。 従来のプロペラ機より幅広い分野に利用でき、JAXAは微小重力実験や衛星搭載観測機器の飛行実証、国産ジェット旅客機高性能化技術の飛行実証をはじめ様々な実験を計画している。 愛称は、[1]ヒラガナなら6文字以内、漢字なら2文字以内、[2]ジェットFTBの役割を踏まえている、[3]親しみ易く、発音し易い、[4]日本の人工衛星などの愛称と同一にならない、ことが条件。 愛称募集の締め切りは、11月9日。選考結果の発表は、12月中旬頃。問い合わせは、同機構ジェットFTB愛称募集事務局(TEL0422-40-3000)へ。
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ジェットFTBのイメージイラスト(提供:宇宙航空研究開発機構) |
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