飼料用稲の新品種を開発
:中央農業総合研究センター

 (独)農業・食品産業技術総合研究機構の中央農業総合研究センターは9月1日、極早生(ごくわせ)、多収のサイレージ(家畜用飼料)用水稲の新品種「なつあおば」を開発したと発表した。
 この新品種は、稲の葉と茎の部分と、栄養価の高いモミ部分の両方を一緒にサイロなどで発酵させるホールクロップサイレージ用として開発したもの。飼料用稲の刈り取りは、これまで9月下旬から行われていたが、9月中旬から開始できるようになる。
 「なつあおば」は、早生の飼料用稲「北陸187号」と早生の多収品種「アキチカラ」を交配して得たもので、平成18年から各県で飼料用としての適性評価試験を行ってきた。
 同センターでは、「縞葉枯病に対し抵抗性があり、稲麦二毛作地帯の麦収穫後の栽培に適している」といっている。

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