(独)防災科学技術研究所は5月11日、スマートフォンのカメラで得られる映像画面の上にハザードマップ(災害予測図)や災害記録などの災害リスク情報を重ね合わせて表示する「災害リスクファインダー」と呼ぶアプリケーション(ソフトウエア)を開発したと発表した。
スマートフォンは、携帯電話と携帯情報端末の機能を融合した携帯可能な情報機器。新開発の災害リスクファインダーをスマートフォンに利用すると、個人一人ひとりが、今いるその場で、今いるその場の災害リスクを知ることが可能になる。
災害リスクファインダーは、ユーザーの位置を基点に、その周囲にどのような災害リスクが存在するかを、点と線と面によってスマートフォンのカメラで捉えた映像の上に重ね合わせて表示することができる。
同研究所は、この災害リスクファインダーが個人一人ひとりの災害リスク認知にどれだけ有効かを検証する実証試験を今後行う予定。
No.2010-18
2010年5月10日~2010年5月16日