東日本大震災支援で大船渡市に「復興地図センター」を開設
:防災科学技術研究所

 (独)防災科学技術研究所は12月20日、東日本大震災の復興支援として大船渡市(岩手)の仮設商店街「おおふなと夢商店街」に地元IT(情報技術)企業の協力を得て「復興地図センター」を開設したと発表した。
 2011年3月11日に発生した東日本大震災は、多くの人命を奪い、地域社会に壊滅的な被害を与えた。そこで、被災地の復興の姿をアーカイブ(記録保管)する「東日本大震災・災害復興まるごとデジタルアーカイブス」プロジェクトが被災した市民や、被災自治体、国の研究機関、大学、NPO(非営利団体)、企業、ボランティアなどの協働作業で現在進んでいる。
 今回の復興地図センターもそのプロジェクトの一環として12月1日に開設したもので、同研究所が開発中の相互運用型の地理情報システム「eコミマップ」を使って様々な地図を作製することができ、地域コミュニティなどの復興計画策定に利用する地図や、被災地の仮設住宅や仮設店舗などの現況が把握できる地図の作成、暫定的な津波避難の地図作成などを行っていく予定。
 同研究所は、今後他の地域にも同じような拠点を増やしていく計画という。

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