(独)産業技術総合研究所は10月25日、同研究所つくばセンター中央第3事業所(茨城・つくば市)で原子炉等規制法の許可を得ていない核燃料物質が見つかり、文部科学省と、つくば市に報告したと発表した。
見つかったのは、酸化ウラン(U3O8)とみられており、約54g。ガラス容器に密閉された状態で発見された。この物質によってこうむる被ばく線量は、およそ年間0.04mSv(ミリシーベルト)で、一般公衆の年間被ばく限度1mSvを下回っており、周辺環境や所内への影響はないとしている。
産総研は、同様な事態がないか同センター内の徹底調査を実施中という。
No.2011-43
2011年10月24日~2011年10月30日