(独)農業生物資源研究所は4月28日、同研究所農業生物先端ゲノム研究センターの福岡修一主任研究員が「読売テクノ・フォーラム2011年度ゴールド・メダル賞」を受賞したと発表した。
この賞は、読売新聞社の科学技術振興支援組織「読売テクノ・フォーラム」が優れた最先端の研究業績に贈っているもので、いもち病の抵抗性遺伝子の発見とその活用が評価された。
同研究員は、オカボと呼ばれる陸稲が稲の深刻な病害であるいもち病に対し抵抗性を示すことに注目、その抵抗性のメカニズム解明に取り組み、陸稲から新しいタイプのいもち病抵抗性遺伝子「pi21遺伝子」を発見。更にpi21遺伝子を活用していもち病に強く味も良い稲の新品種「中部125号(ともほなみ)」の育成に成功した。
No.2011-17
2011年4月25日~2011年5月1日