(独)物質・材料研究機構は4月27日、同機構のナノ材料科学環境拠点(GREEN)で短期間研究を行う研究者を外部から公募する「GREENオープンラボ研究公募」の第2次募集を行うと発表した。
GREENは、低酸素社会の実現につながるナノテクノロジー材料の開発を行う研究拠点。GREENオープンラボ研究公募は、異分野融合と人材結集の一環としてGREENの研究施設(茨城・つくば市)で短期間研究を行う期間限定の“助っ人”研究者を一般から募集するもので、今年度2回目の今回は東日本大震災で研究継続が困難となった被災地の研究者を優先的に採用する。
GREENがスタートしたのは、平成21年10月。以来太陽電池、光触媒、二次電池、燃料電池をターゲットに新ナノ材料の研究が行われている。
そうした新たな材料情報に直に触れながら、先端設備を使って外部研究者に研究を行ってもらおうというのがGREENオープンラボ研究公募の狙いで、2年目を迎える。採用者には、交通費、宿泊費、日当が支給される。
研究期間は、最長で2年。その期間内に1週間程度の長さで複数回か、または1カ月程度の長さで1回、GREENで研究を行う。
応募の締め切りは、6月1日。問い合わせは、同機構ナノ材料科学環境拠点 運営総括室(TEL029-859-2186)へ。
No.2011-17
2011年4月25日~2011年5月1日