(独)物質・材料研究機構は3月1日、同機構磁性材料センターの宝野和博(ほうの・かずひろ)センター長に米国の鉱物金属材料学会(TMS)から「2011年度TMSフェロー」の称号が授与されたと発表した。
TMSは、米国に本部を置く、材料のプロセス、基礎、応用研究に関する国際的な学会。「TMSフェロー」は、同学会の最高の栄誉と位置づけられている。
同機構の磁性材料センターは、磁気記録システムや、マグネット・エレクトロニクスとも呼ばれるスピントロニクスなどに必要な磁性材料の研究開発を行っており、同氏の「金属材料の特性と構造の因果関係についての多大な学術的貢献」が認められたもの。3月1日(米国時間)に米国カリフォルニア州のサンディエゴ市で開かれた「TMS2011年次総会」で授賞式が行われ、TMSのラスティー・グレイ会長から同氏に授与された。
No.2011-9
2011年2月28日~2011年3月6日