宇宙で日米欧ロの宇宙船、補給機が大集合
:宇宙航空研究機構

 (独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2月28日、最後の飛行に飛び立った米国のスペースシャトル「ディスカバリー」が2月27日午前(日本時間:米国中部標準時で同26日)に、地球を回る軌道上の国際宇宙ステーション(ISS)とドッキングに成功、宇宙で初めて日本、米国、欧州、ロシアの宇宙船、無人補給機が一同に集合したと発表した。
 日本が1月に地球と宇宙を結ぶ無人の宇宙ステーション補給機「HTV」(愛称こうのとり)をISSにドッキングさせた後、ロシアは無人補給機「プログレス」を、また欧州は同「ATV」を相次いでISSに到着させていた。
 ロシアは、無人補給機のほかに、宇宙飛行士の帰還用にすでに宇宙船「ソユーズ」2機をISSに結合させており、今回の「ディスカバリー」のドッキング成功で、各国の宇宙船、無人補給機5機種6機が大集合したことになる。
 スペースシャトルは、老朽化のため、今回の「ディスカバリー」の最終飛行に続き、残る「エンデバー」と「アトランティス」も、それぞれ4月と6月の飛行を最後に退役することが決まっている。

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国際宇宙ステーションにドッキングした「ディスカバリー」(翼が見える部分)
(提供:JAXA/NASA)