(独)産業技術総合研究所は2月24日、「インドネシア技術評価応用庁(BPPT)」と同日、包括的研究協力覚書を締結したと発表した。
産総研は、前身の工業技術院時代からBPPTとの交流・連携実績があるが、今回の覚書締結で、それを更に進め、生命科学分野、環境・エネルギー分野、地球科学分野、材料・製造技術・ナノテクノロジー分野、情報技術・電子工学分野、などで共同研究を行うとしている。
既にこの覚書の下、産総研、BPPT、(株)ブリヂストンの3者による天然ゴムの共同研究開始が決まっている。
ブリヂストンは、世界有数のゴムとタイヤの製造企業で、インドネシアにゴム農園を持ち、天然ゴムとタイヤの製造を行っている。共同研究では、バイオテクノロジー(生物工学)を利用して天然ゴムの生産性向上に取り組む。
No.2011-8
2011年2月21日~2011年2月27日