免震・制振技術の国際会議を中国・南京市で開催
:建築研究所/南京工業大学ほか

 (独)建築研究所は9月18日、建築物の免震・制振技術の普及を国際的に進めるため中国の南京工業大学、日本免震構造協会と共同で11月18日から3日間、中国の南京市で国際ワークショップを開催することになったと発表した。
 建築研究国際協議会(CIB)の委員会活動の一環として行うもので、会議には日本、中国、米国、イタリア、ロシア、ニュージーランド、韓国、トルコ、イランなどから50人を超す研究者・技術者が参加、地震災害軽減のための建築物の免震・制振技術の開発と普及をどう進めていくか話し合う。
 中国でも600棟を超える免震建築物が建設されているが、今年5月に発生した四川大地震を契機に免震建築物への関心が急速に高まってきている。会議では、四川大地震の被害状況報告をはじめ、各国の免震・制振技術の現状、免震・制振建物や装置のデータベースをどう構築するか、などについての発表が行われる。

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