(独)建築研究所は3月13日、つくば市(茨城)の同研究所でローコスト免震技術の振動台実験を公開した。
免震技術は、地震被害軽減のため有効だが、未だ限られた建築物に活用されるにとどまり、地震防災のニーズの高い開発途上国での活用は困難な状況にある。公開されたローコスト免震技術は、開発途上国向けを目指して研究開発しているもので、古タイヤを板状に切って積層しダンパーにする免震方式など3つのタイプ。3タイプ共現地で簡単に作れる簡易型免震装置の実現を目指している。
この日は、古タイヤタイプの振動台実験が行われたが、こうした実験データを積み重ね実用にまでもっていきたいと研究陣はいっている。
No.2008-10
2008年3月10日~2008年3月16日