化学物質の毒性予測システムをインターネットで公開
:国立環境研究所/環境省

 (独)国立環境研究所と環境省は1月31日、同研究所が開発した化学物質の生態に及ぼす毒性を予測するシステム「KATE(ケイト)」を同日からインターネット上で公開したと発表した。ウェブサイトアドレスは、http://kate.nies.go.jp/top.html
 「KATE」は、化学物質の構造式などを入力することにより、魚類の急性毒性試験の半数致死濃度などを予測することができる。
 このシステムは、十分な予測精度を保証するものではないが、化学物質の生態毒性の程度について参考値を得るためのツールとして活用できる。たとえば、生態への影響が分かっていない化学物質について予測を行うことで、その情報をその物質の適切な取り扱いや管理方法を検討する際の参考情報にすることができる。
 同研究所では、化学物質の管理に携わる関係者に広く使ってもらいたいと言っている。

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