(独)物質・材料研究機構は10月24日、金属資源をはじめとする元素を展望(アウトルック)した冊子「元素戦略アウトルック 材料と全面代替戦略」(写真)を作成したと発表した。 この冊子は、文部科学省の「元素戦略」、経済産業省の「希少資源代替材料開発」などの取り組みに対して、同機構がどのような寄与ができるかに焦点を当てて作成したもので、「NIMS(物質・材料研究機構の略称)における取り組みからその可能性を探る」という副題がついている。 中国、インドなどの台頭もあって限られた地球上の資源をどのように分配・利用するかという問題が世界的に急浮上してきている。このため、従来の物質・資源利用の延長線から脱却した新たな資源利用と、物質・材料化の技術を新たに切り拓く必要が急速に高まっている。この冊子は、こうした世界情勢をふまえて、元素利用に関する問題点、同機構の関連研究を俯瞰している。 この冊子は、同機構のホームページで公開している。アドレスは、「http://www.nims.go.jp/jpn/news/eoutlook/」。 詳しくはこちら |